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沙巴体育平台元年度社会福祉士実習報告会を実施しました


学生活動

 12月7日(土)、沙巴体育平台元年度の社会福祉士実習報告会が開催され、夏季休業中に実習を行った3、4年生38名のほか、学生を受け入れていただいた実習先の実習指導者様、1、2年生など、約70名が参加しました。

 3年生にとっては今回が初めての、施設や機関での体験実習(5日間)。グループごとに行われた報告では、「利用者との最初のコミュニケーションや言葉かけに苦労した」「実習を通じて、どのようなコミュニケーションや言葉かけが、より良い信頼関係を構築し利用者理解へとつながるか考えることができた」という感想が多く出されました。

 一方、4年生は、24日間の本格的な配属実習。一人ひとりの報告からは、実習を通じてソーシャルワーカーをめざすことへの自覚が芽生えた様子、社会福祉実践や福祉現場への理解を深め、対人援助や相談援助技術について「ケースワーク」の原則や「ソーシャルワーク」の展開過程等を改めて振り返った様子が伺えました。また、利用者とのかかわりの中で個人の課題から地域の課題へと視野を広げて考えを深められた、という報告が寄せられました。

 報告会には、県内外11名の実習指導者様からも参加いただきました。学生の報告を受けて実習指導者様からは、「“社会福祉士”という資格を取得したからといって何でもできるようになるわけではない。資格を取ったその先にある“人としての支援”にどこまで寄り添っていけるかを、今後追究していってほしい」といったコメントや、「支援者として目の前でかかわっているクライエントへ、“幸せになる選択肢”を提供することが大切」などの意見?感想が出されました。

 最後は本学教員がパネリストとして登壇しパネルディスカッション。まずは、2会場それぞれの報告会で出された内容について情報共有が行われ、第一分科会からは「連携性」「集団と個人の関係」「人権」、第二分科会からは「コミュニケーション」「地域課題」「インボランタリー」というキーワードが出されました。それを受けて全体では、ソーシャルワーカーとしての基本的な知識や技術から、地域における福祉的な課題にどう向き合っていくかについて話し合われ、これからは、“他人ごと”ではなく“自分ごと”として社会福祉を学ぶ姿勢が必要ではないか、などの意見が交わされました。

 今後は、3年生は来年度の配属実習に向けて次は自分たちの番であることを意識し、4年生は一人ひとりが旅立つ進路へ向け、実習で得た学びをこれからの将来へとつなげていってほしいと思います。