本学では、情報科目を1、2年次の必修としています。国内の企業や地方自治体でも使用される日本語処理に優れたRuby言語を使用。オープンソースソフトウェアの使い方を学ぶ「情報リテラシー」を1年次に、プログラミングによる製品開発を通してひとに役立つことを考える「基礎プログラミング」を2年次に学びます。また、情報科目を専門的に学びたい学生に向け、2年次から分かれる「メディア情報コース」を開設しています。

　1月22日（水）、今年度の情報科目成果発表会が本学公益ホール大ホールを会場に行われました。情報科目成果発表会は、毎年開催しており今年で11回目。午前8時50分から、メディア情報コース所属教員ゼミ生による卒論?事前研究発表と、基礎演習b「日常のアルゴリズムを探そう」「オープンストリートマップ構築」の成果発表が行われました。
　
　午後5時からは、2年間の情報教育の集大成となる基礎プログラミング成果発表が開催され、事前の予選を勝ち抜いた12チームがエントリーしました。今年は、大人から子どもまで幅広く楽しめるまちがいさがしやブラックジャックなどのゲームやノベルゲームから、料理レシピや酒田飲食店、旅行先など、今すぐにでも役立ちそうな情報満載の検索プログラムまで、プログラム自体のレベルも高く、かつプレゼンも見ている人を惹きつけるユニークな発表が多く登場しました。

　来場者の投票により見事第1位に輝いたのは、「俺っちブラスト」チームの「酒田飲食店検索プログラム」。焼肉、ラーメン、カフェ、ファミレス、ファーストフード、海鮮、定食の絵をクリックすると検索ページに移動するプログラムで、検索ページからは、住所や営業時間、定休日などの情報はもちろん、お店のアピールポイントも見ることができます。プレゼンテーションでは激しいアクションを交えながらプログラムの機能を説明するなど、かなりインパクトのある発表が印象的でした。

第1位の「俺っちブラスト」のメンバー。リーダーの平岩さんは「音声読み上げに対応したり、イラストを可愛くしてプレゼンとのギャップをはかったり工夫した。みんながみんな自分の仕事をきっちりやってくれて、優勝することができた。みんなで勝ち取った第1位だと思う」と話しました。

　情報科目合同成果発表会は、毎年1月下旬から2月上旬に開催します。年を追うごとに進化する、学生たちの情報スキルを来年はぜひ直接ご覧ください！